キューバ系アメリカ人夫妻にスパイ活動めぐる判決下る - 米国
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【マイアミ/米国 28日 AFP】フロリダ国際大学(Florida International University、FIU)元教授(61)のCarlos Alvarez被告は27日、キューバ政府に雇われてスパイ活動を行なったとして懲役5年の刑を言い渡された。同被告の妻で元FIU職員のElsa Alvarez被告(56)も違法行為の通報を怠った罪で3年の刑を言い渡されている。キューバ系アメリカ人の夫妻はそれぞれ有罪を認めていた。
Michael Moore裁判官はElsa Alvarez被告に対し、5年間の服役と3年間の執行猶予を言い渡した。Elsa Alvarez被告について検察当局は21か月間の執行猶予を求めていたが、3年間の服役と1年間の執行猶予という判決が下された。
Carlos Alvarez被告の弁護士は「Carlos氏はキューバ政府支持者ではなく、情報共有によって亡命中のキューバ人と、母国との対話が促進されることを望んだにすぎない」と主張したが、裁判官は「善良な動機に基づくものであっても、犯罪行為は許されない」と述べた。
夫妻の弁護団はマイアミ(Miami)の法廷で、キューバ側に流れたのはうわさ話や公開情報の域を出ないとしたが、検察側は情報の詳細が確認不能である以上、損害の度合いは不明と主張した。
写真は27日、Alvarez夫妻の裁判について記者団に話をするR. Alexander Acostaフロリダ州検事総長。(c)AFP/Joe Raedle
Michael Moore裁判官はElsa Alvarez被告に対し、5年間の服役と3年間の執行猶予を言い渡した。Elsa Alvarez被告について検察当局は21か月間の執行猶予を求めていたが、3年間の服役と1年間の執行猶予という判決が下された。
Carlos Alvarez被告の弁護士は「Carlos氏はキューバ政府支持者ではなく、情報共有によって亡命中のキューバ人と、母国との対話が促進されることを望んだにすぎない」と主張したが、裁判官は「善良な動機に基づくものであっても、犯罪行為は許されない」と述べた。
夫妻の弁護団はマイアミ(Miami)の法廷で、キューバ側に流れたのはうわさ話や公開情報の域を出ないとしたが、検察側は情報の詳細が確認不能である以上、損害の度合いは不明と主張した。
写真は27日、Alvarez夫妻の裁判について記者団に話をするR. Alexander Acostaフロリダ州検事総長。(c)AFP/Joe Raedle