「アップル」の登録商標をめぐる裁判、ビートルズと和解 - 英国
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【ロンドン/英国 6日 AFP】登録商標をめぐり法廷闘争を行っていたコンピュータメーカーの米アップル(Apple Inc.)と、ビートルズ(Beatles)の商業利益を守るアップル・コア(Apple Corps)が5日、和解に達した。
2社は20年にわたり、社名と「リンゴ」のロゴをめぐって法廷で争ってきた。アップル・コアは米アップルを相手取り権利をめぐって訴訟を起こしたが、2006年に敗訴したことから、控訴していた。
今回の和解により、米アップルが「Apple」という登録商標のすべての権利を有し、ロゴの使用に関して両社が交した1991年の契約が改正されたかたちとなった。
この和解を受けて、ビートルズの楽曲が合法的にiTunes Storeなど、インターネットで配信されるのではという期待が出てきた。
「レット・イット・ビー(Let it Be)」「ヘイ・ジュード(Hey Jude)」「カム・トゥゲザー(Come Together)」など、ビートルズの膨大な数の楽曲はこれまで、同グループの音源の所有権を保有する英レコード会社EMI Groupからの強い要望にもかかわらず、インターネットによる配信やダウンロードが禁じられていた。
一方、米アップルの広報担当者は、「両社の新たな協力関係はビートルズの楽曲が今後ダウンロードできることを意味するわけではなく、公式発表の中にはその件についての記述はない」と述べている。
写真は、米アップルのロゴ。(c) AFP/JOEL SAGET
2社は20年にわたり、社名と「リンゴ」のロゴをめぐって法廷で争ってきた。アップル・コアは米アップルを相手取り権利をめぐって訴訟を起こしたが、2006年に敗訴したことから、控訴していた。
今回の和解により、米アップルが「Apple」という登録商標のすべての権利を有し、ロゴの使用に関して両社が交した1991年の契約が改正されたかたちとなった。
この和解を受けて、ビートルズの楽曲が合法的にiTunes Storeなど、インターネットで配信されるのではという期待が出てきた。
「レット・イット・ビー(Let it Be)」「ヘイ・ジュード(Hey Jude)」「カム・トゥゲザー(Come Together)」など、ビートルズの膨大な数の楽曲はこれまで、同グループの音源の所有権を保有する英レコード会社EMI Groupからの強い要望にもかかわらず、インターネットによる配信やダウンロードが禁じられていた。
一方、米アップルの広報担当者は、「両社の新たな協力関係はビートルズの楽曲が今後ダウンロードできることを意味するわけではなく、公式発表の中にはその件についての記述はない」と述べている。
写真は、米アップルのロゴ。(c) AFP/JOEL SAGET