【8月16日 AFP】インド・ムンバイ(Mumbai)の海軍造船所で14日に起きた潜水艦の爆発・沈没事故で、インド海軍は16日、乗組員の遺体3体を収容したと発表した。潜水艦には18人が乗っていたが、残る15人についても生存の見込みはほぼ皆無だという。

 14日早朝に起きた潜水艦「シンドゥラクシャク(INS Sindhurakshak)」の爆発・沈没事故は、数日前に初の国産空母を公開したばかりのインド海軍にとって大きな痛手となった。ディーゼルと蓄電池などを動力としていたこの潜水艦は、最近、ロシアで修繕を終えたばかりだった。

 海軍は声明で、収容した遺体の状態から潜水艦内部に生存者がいる可能性は低いと説明。さらに積載していたミサイルや魚雷に次々と引火し、船内の温度が極度の高温に達したと考えられることから、発見できない遺体が出てくる可能性についても触れた。

 海軍はまた、全ての遺体を発見あるいは特定するか、もしくは発見が不可能と最終的に判断するまでは艦内の捜索を続けると明言した。(c)AFP/Salil PANCHAL