【8月10日 AFP】米コネティカット(Connecticut)州イーストヘイブン(East Haven)で9日正午(日本時間10日午前1時)ごろ、小型双発機が住宅密集地の住宅2軒の上に墜落し、2人が死亡した。死亡者の身元は明らかにされていない。この他に数名が行方不明になっている。

 米連邦航空局(Federal Aviation AdministrationFAA)によると事故機はロックウェルインターナショナル(Rockwell International)のターボコマンダー690B(Turbo Commander 690B)型機。ターボプロップエンジンを搭載したビジネス機で7~10人が乗ることができる。

 事故機はニューヨーク市(New York City)の空港を出発し、悪天候の中ツウィード・ニューヘイブン空港(Tweed New Haven Airport)に計器着陸しようとしていた。事故機が落ちた2軒の住宅のうち1軒には約1歳と13歳の子供2人がいたという。

 米オレゴン(Oregon)州のメディアは、家族の話を引用する形で、事故機を操縦していたのはマイクロソフト(Microsoft)元幹部のビル・ヘニングスガード(Bill Henningsgaard)氏で、17歳の息子を連れて大学を調べるため米国各地を旅行中だったと報じた。

 イーストヘイブンは人口約3万人。ニューヨーク市の北東約130キロに位置し、ロングアイランド湾(Long Island Sound)に面している。(c)AFP