【8月6日 AFP】沖縄県で起きた米軍ヘリ墜落事故を受け、安倍晋三(Shinzo Abe)首相は6日、事故が起きた同型機の飛行運用を当面停止するよう米軍に要請した。

 米軍のHH-60ヘリコプターは5日、沖縄県の米軍基地キャンプハンセン(Camp Hansen)の敷地内に墜落。乗員4人のうち3人は救助されたが、墜落現場で遺体の一部が発見されたことから、4人目の捜索活動は打ち切られた。米空軍によると、遺体の身元はまだ確認されていない。

 安倍首相は記者団に対し、「大変遺憾だ。米国に対し、原因の究明と迅速な情報共有、再発防止を強く申し入れた」と語り、米国に当面の飛行停止を要請したと述べた。

 沖縄では、米軍と輸送機オスプレイ(Osprey)の配備に対して抗議の声が上がっている。地元メディアによると、オスプレイが配備されている普天間飛行場(Futenma Air Base)のゲート前で6日行われた抗議デモには約200人が参加。「全ての基地を撤去せよ」などのスローガンを上げた。(c)AFP