【7月2日 AFP】(写真追加)ロシアの無人ロケット「プロトンM(Proton-M)」が2日、カザフスタンのバイコヌール(Baikonur)宇宙基地からの打ち上げ直後に爆発・炎上した。爆発の映像はロシアのテレビで生中継された。

 人工衛星グロナスM(Glonass-M)3基を積んだプロトンMは、2日午前6時38分(日本時間午前11時38分)の打ち上げ直後に軌道から外れて爆発し、炎の塊となった。ロシア宇宙庁(Roskosmos、ロスコスモス)によると、これまでのところ被害や犠牲者は出ていない。

 ロシア宇宙庁は声明で「ロケットは宇宙基地の敷地内に落下して爆発した」と述べた。打ち上げから10~15秒後に発生した事故により、有毒のロケット燃料が大気に放出されたという。

 近年、ロシアの宇宙計画は失敗が重なっており、高価な人工衛星や国際宇宙ステーション(International Space StationISS)への無人補給船などを失っている。(c)AFP