【5月17日 AFP】ネパール北部ムスタン（Mustang）郡にあるジョムソン空港（Jomsom Airport）で16日、ネパール航空（Nepal Airlines）の双発プロペラ機「ツインオッター（Twin Otter）」が着陸に失敗し、近くの川に転落、日本人観光客8人を含む乗員乗客21人全員が重軽傷を負った。

 地元警察によると、事故機は現地時間午前8時半（日本時間同11時半）ごろ、滑走路に着陸した際にブレーキが利かず、滑走路をオーバーランして近くのカリガンダキ（Kali Gandaki）川に突っ込んだ。負傷者はポカラ（Pokhara）の病院に空路で搬送され治療を受けているが、パイロットを含む5人が重傷だという。

 ジョムソム空港は、仏教の聖地ムクティナート（Muktinath）への空の玄関口で、トロン・ラ・ヒマラヤ（Thorong La Himalayan）山麓トレッキングコースがある。日本人観光客以外の乗客は全員ネパール人だという。(c)AFP