【5月9日 AFP】バングラデシュの首都ダッカ(Dhaka)にある衣料品工場で8日夜~9日未明、火災が発生し、工場主を含む少なくとも8人が死亡した。警察当局が9日発表した。

 火元は、2工場が入居する11階建てビルの3階にあるセーター工場で、出火原因は不明。出火当時、工場内に労働者はおらず、火は他の階に広がる前に治まったという。

 犠牲になった8人は、逃げようとして階段の吹き抜けまで到達したところで「アクリル製の衣料が燃えて発生した有毒煙」に襲われ、窒息死したものとみられている。

 バングラデシュでは前週、ダッカ郊外の縫製工場が入ったビルが崩壊する事故が起きたばかり。この崩壊事故の犠牲者は800人以上に上っている。(c)AFP