スーダン西部ダルフールの金鉱で落盤、死者60人以上
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【5月3日 AFP】スーダン西部ダルフール(Darfur)地方のジェベルアミール(Jebel Amir)地区にある無認可の金鉱で4月29日、落盤事故があり、労働者60人以上が死亡した。地元当局者が2日、明らかにした。同地方では今年1~2月にかけて、金をめぐる衝突で数百人が死亡している。
行方不明者数は分かっていない。ジェベルアミール地区は、北ダルフール(North Darfur)州の州都エルファシェル(El Fasher)から北西へ200キロメートル以上離れたところにある。同地区の当局者は「死者数は60人を超える。坑道内に何人いたか把握されていないため、はっきりした数字は分からない」と話している。また、救出作業は引き続き行われているとしながらも、「重機は、近づけると地面が崩落するため使えない。旧式の器具を使っているので、救出作業は非常に遅い」と語った。
財政難を抱えるスーダン政府にとって、無認可鉱山からの金採掘は主要な歳入源となっている。また、10年に及ぶ紛争で荒廃したダルフール地方の貧しい住民にとっても、金採掘が危険ながらも魅力的な仕事と捉えられている。(c)AFP/Abdelmoneim Abu Edris Ali
行方不明者数は分かっていない。ジェベルアミール地区は、北ダルフール(North Darfur)州の州都エルファシェル(El Fasher)から北西へ200キロメートル以上離れたところにある。同地区の当局者は「死者数は60人を超える。坑道内に何人いたか把握されていないため、はっきりした数字は分からない」と話している。また、救出作業は引き続き行われているとしながらも、「重機は、近づけると地面が崩落するため使えない。旧式の器具を使っているので、救出作業は非常に遅い」と語った。
財政難を抱えるスーダン政府にとって、無認可鉱山からの金採掘は主要な歳入源となっている。また、10年に及ぶ紛争で荒廃したダルフール地方の貧しい住民にとっても、金採掘が危険ながらも魅力的な仕事と捉えられている。(c)AFP/Abdelmoneim Abu Edris Ali