【4月27日 AFP】(一部更新)バングラデシュ首都ダッカ(Dhaka)近郊で起きた縫製工場などが入ったビルの崩壊事故で、同市の警察は27日、工場経営者2人を過失致死の疑いで逮捕したと発表した。事故の死者は324人に上っている。

 逮捕されたのは、崩壊したビル内で複数の工場を運営していた企業の会長を務めるバズルス・サマド(Bazlus Samad)容疑者と、うち1工場の最高責任者を務めていたマハムドゥ・ラハマン・タパシュ(Mahmudur Rahaman Tapash)容疑者。

 生存者の証言によると、事故発生前日の23日にビルに亀裂が見つかり、警察から退避命令が出されていたのにもかかわらず、工場の監督者らは従業員らに仕事に戻るように命じていた。

 このビルで工場を運営する5企業のうちの1つ「ニュー・ウェーブ・スタイルズ(New Wave Styles)」の関係者は、同社の経営者が建物についての警告を建築技師から受けていたが、これを無視したと話している。。(c)AFP