運転中の携帯メールやめて、事故遺族が「途切れたメール」公開
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【4月15日 AFP】米国で今月3日、車の運転中に携帯電話でメールをしていた青年が交通事故死した。この青年の家族が、二度とこのような悲劇が起きないようにとの願いを込め、事故の瞬間まで青年が打っていた書きかけのメールの文面を公開している。
22歳の学生だったアレクサンダー・ヘイト(Alexander Heit)さんは3日夕方、コロラド(Colorado)州で路上を運転中に、携帯電話で友人とテキストメッセージのやりとりをしていた。ところが、前方不注意に気付いて急ハンドルを切ったため、車は横転しながら道路を外れてしまった。ヘイトさんは同日、コロラド北部の医療施設で死亡が確認された。
遺族が公開したテキストメッセージは、友人からヘイトさんに送られたものと、これにヘイトさんが返信したもの。友人はヘイトさんに「急用で1時間くらい遅れそうだ」と送信した。これに対するヘイトさんの返事は「分かった。じゃ、後で。ツイー…」で途切れている。
警察が発表した事故の目撃者証言によると、ヘイトさんの車は東へ向かって道路を走行していたが、運転席のヘイトさんは下を向いているように見えた。そのうち車はふらふらと対抗車線にはみ出していったという。気付いた対向車が減速し、かろうじてヘイトさんの車をかわしたところで、ようやくヘイトさんは顔を上げ事態に気付いた。慌ててハンドルを切ったが、勢いよく切りすぎ、車は道路下に転がり落ちてしまったという。
ヘイトさんの母親、シャロンさんは警察を通じて次のような声明を発表した。「同じような事故が再び、誰かの身に起きるなんて耐えられない。お願いです。絶対に、絶対に運転中の携帯メールはやめてください。あなたの未来が台無しになるばかりでなく、他人をも傷つけ、命を奪うかもしれない。そうなれば、あなたを愛する全ての人々の心も引き裂かれるのです」
地元警察も、「われわれは『今、この1回だけ』と甘く考えがちだが、その『1回』が人生最後の1回になるかもしれないのだ」と、運転中の携帯電話操作に警鐘を鳴らしている。(c)AFP
22歳の学生だったアレクサンダー・ヘイト(Alexander Heit)さんは3日夕方、コロラド(Colorado)州で路上を運転中に、携帯電話で友人とテキストメッセージのやりとりをしていた。ところが、前方不注意に気付いて急ハンドルを切ったため、車は横転しながら道路を外れてしまった。ヘイトさんは同日、コロラド北部の医療施設で死亡が確認された。
遺族が公開したテキストメッセージは、友人からヘイトさんに送られたものと、これにヘイトさんが返信したもの。友人はヘイトさんに「急用で1時間くらい遅れそうだ」と送信した。これに対するヘイトさんの返事は「分かった。じゃ、後で。ツイー…」で途切れている。
警察が発表した事故の目撃者証言によると、ヘイトさんの車は東へ向かって道路を走行していたが、運転席のヘイトさんは下を向いているように見えた。そのうち車はふらふらと対抗車線にはみ出していったという。気付いた対向車が減速し、かろうじてヘイトさんの車をかわしたところで、ようやくヘイトさんは顔を上げ事態に気付いた。慌ててハンドルを切ったが、勢いよく切りすぎ、車は道路下に転がり落ちてしまったという。
ヘイトさんの母親、シャロンさんは警察を通じて次のような声明を発表した。「同じような事故が再び、誰かの身に起きるなんて耐えられない。お願いです。絶対に、絶対に運転中の携帯メールはやめてください。あなたの未来が台無しになるばかりでなく、他人をも傷つけ、命を奪うかもしれない。そうなれば、あなたを愛する全ての人々の心も引き裂かれるのです」
地元警察も、「われわれは『今、この1回だけ』と甘く考えがちだが、その『1回』が人生最後の1回になるかもしれないのだ」と、運転中の携帯電話操作に警鐘を鳴らしている。(c)AFP