【3月7日 AFP】米カリフォルニア(Los Angeles)州の野生動物公園で6日、飼育員がライオンに襲われ死亡した。地元メディアが救急隊の話として伝えた。

 州魚類野生動物局のトニー・スパダ(Tony Spada)氏によると事故が起きたのは、ロサンゼルス(Los Angeles)の北方360キロに位置するダンラップ(Dunlap)にある大型ネコ科動物の保護施設「Project Survival's Cat Haven」。

 地元テレビが同州フレズノ(Fresno)郡保安官事務所の話として伝えたところによれば、事故が起きた当時は閉園時で、2人の飼育員が園内にいた。うち1人が「クスクス(Cous Cous)」という名の雄ライオンの舎内に入り、作業をしていたという。飼育員が襲われた詳細な経緯は分かっていない。

 スパダ氏によれば、カリフォルニア州法では野生動物公園などでの飼育員と動物との接触は最小限にとどめるとの安全規定があり、人がライオンに襲われるのは「極めてまれ」な事例。事故が起きた動物公園は管理面で定評があることから、「飼育員がライオンに近寄りすぎたのではないか」という。(c)AFP