【2月12日 AFP】ロシア北部コミ(Komi)共和国の炭鉱で11日、メタンガス爆発が起き、非常事態省によると労働者17人が死亡、1人が行方不明となっている。

 事故があったのは、コミ共和国のボルクタ(Vorkuta)でロシアの鉄鋼大手セベルスタリ(Severstal)が保有する炭鉱。非常事態省によると、爆発は地下800メートルの地点で起きた。事故発生当時、地下で作業していたのは259人で、このうち23人は事故現場の鉱山シャフトにいた。保健当局によれば、現場からは5人が救出され、うち1人は危篤状態だという。

 一方、コミ共和国の内務省は死者数を18人と発表している。

 ボルクタ炭鉱は1973年から操業しており、石炭の生産量は年間180万トン、埋蔵量は推定4000万トン。(c)AFP/Anna SMOLCHENKO