【1月10日 AFP】米ニューヨーク(New York)で9日朝、通勤客で混み合うフェリーが岸壁に激突し、沿岸警備当局によると、58人が負傷し、うち2人が重体となっている。

 事故は午前9時(日本時間同日午後11時)の少し前、ウォール街からほど近いマンハッタン(Manhattan)のイーストリバー(East River)の「11番埠頭(ふとう)」で発生。フェリーはニュージャージー(New Jersey)から到着し、事故当時乗客326人、乗員5人が乗っていた。重体の2人はいずれも頭部を負傷したという。今後、事故の調査が開始されるという。

 乗客の1人は米NBCテレビ系列局の取材に、フェリーは「フルスピード」で近づき、「岸壁に突っ込んだ」と語った。別の乗客は「フェリーの上に立っていた・・・気づいたら6フィート(約180センチ)飛び上がっていた」と話している。

 乗客の多くは下船の準備をしていたところで、中にはパニックに陥った乗客もいたという。(c)AFP/Brigitte Dusseau