【1月1日 AFP】日本全国に50基ある原発のうち防火対策に不備がある原発が10基以上に上ることが分かった。1日付の毎日新聞(Mainichi Shimbun)が原子力規制庁と経済産業省の関係者の話として報じた。

 2011年の東日本大震災で東京電力(TEPCO)福島第1原子力発電所が事故を起こしたことを受け、現在日本で稼働している原発は2基だけだが、毎日新聞によると経産省は防火対策の不備で一部の原発では再稼働が数年遅れる可能性も想定しているという。

 同紙によると、問題とされた原発では可燃性電気ケーブルの使用や、機器同士を近接した場所に置くといった不備が見つかり、安全上欠かせないこれらの機器が延焼する恐れがあるという。(c)AFP