【11月5日 AFP】記録的な大雪に見舞われた中国・河北(Hebei)省にある万里の長城(Great Wall)付近を訪れていた日本人ツアー客4人が遭難した事故で、北京(Beijing)の日本大使館は5日、行方不明となっていた日本人男性の死亡を確認したと発表した。

 行方の分からなくなっていた男性(76)の遺体は5日午後に収容された。ツアーに参加していた60代の日本人女性2人は4日に死亡が確認されており、この事故による犠牲者は3人となった。残りの日本人1人と中国人ガイドは地元の医療機関で手当を受けているという。

 遭難した日本人グループは、3日午前に北京側から長城付近に入ったが、懐来(Huailai)県近くで同日夜に身動きがとれなくり、4日夜に女性2人が遺体で発見された。

 中国東北部一帯は3日夜から季節はずれの吹雪に見舞われ、北京市当局は4日、2番目に高い警戒レベルの暴風雪警報を発令した。(c)AFP