【10月9日 AFP】ドイツ南部バイエルン(Bavaria)州の人気観光地、ノイシュバンシュタイン城(Neuschwanstein Castle)の近くで8日、観光馬車が暴走し、地元警察によると日本人4人と子供2人を含む8人が重軽傷を負った。

 馬車に乗っていたのは日本人の男性2人と女性2人、ドイツ人女性(40)とその娘2人(9歳と11歳)。城へ向かう馬車の出発を待っていたところ、馬が突然、御者の手を離れて暴走した。

 警察によると、馬は下り坂を暴走し、馬車は道路脇の壁に激突。ドイツ人親子が馬車から投げ出されて重傷を負った。当局によると、母親は頭部に大けがをし、子供2人は脚を骨折した。

 暴走した馬はその後、近づいてきた別の馬車と衝突し、今度は日本人4人が投げ出されて軽傷を負った。近づいてきた馬車を引いていた馬も暴走し、御者が投げ出されて負傷した。

 負傷者は警察のヘリコプターで病院へ緊急搬送された。当局によれば、暴走した馬のうち2頭が重傷を負い、獣医が安楽死させたという。(c)AFP