【1月26日 AFP】ブラジル・リオデジャネイロ(Rio de Janeiro)中心部で25日夜、ビル2棟が倒壊し、4人が負傷したほか、多数が生き埋めになっているとみられる。

 現地テレビ局グロボ・ニュース(Globo News)は当初、同州警察幹部の情報として「死傷者11人」と報じたが、エドゥアルド・パエス(Eduardo Paes)市長は現場に集まった報道陣に「4人が病院へ搬送された。がれきに埋もれている人がまだいるが、何人かは分からない。情報が錯綜している」と語った。

 倒壊したのは、歴史的建造物が並ぶシネランディア(Cinelandia)広場にある市立劇場に近い10階建てと20階建てのビル2棟で、報道によると午後8時40分ごろに崩れたという。激しい爆発があったとの目撃情報もあるが、パエス市長は原因はまだ不明だと述べ、建物に「構造的な問題」があった可能性についても言及した。

 周辺の歴史地区は昼間は人通りが多いが、夜はほとんど無人となる。20階建てビルには法律事務所が多数入居しており、2つの階で工事が行われていた。また、一方のビルの1階には銀行やレストランが入居していたが、倒壊時に開店していたかどうかは分からないという。(c)AFP

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