ヘッドホンつけた歩行者が被害に遭う交通事故、04年以降で3倍に 米研究
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【1月17日 AFP】ヘッドホンをつけた歩行者が被害にあった交通事故の件数が、2004年から2011年にかけて米国で約3倍に増えたとの研究論文が17日、英専門誌「Injury Prevention」に掲載された。
論文によると、この種の事故の件数は2004年には16件だったが、2011年には47件に増え、04~11年の期間中の合計は116件だった。事故の半数以上は列車にひかれる事故で、事故に遭った人の3分の2が30歳未満だった。
論文は、ヘッドホンをつけていると注意散漫になり、外部刺激に向けられる脳の活動量が減る「非注意性盲目(inattentional blindness)」になると警告している。今回の研究が対象としたのはiPodやMP3プレーヤー、その他の音楽機器が関係した事故で、過去に類似の研究がある携帯電話は対象となっていない。
米メリーランド(Maryland)州ボルティモア(Baltimore)にあるメリーランド大学(University of Maryland)こども病院のリチャード・リッシェンシュティーン(Richard Lichenstein)氏がこの研究を主導した。(c)AFP
論文によると、この種の事故の件数は2004年には16件だったが、2011年には47件に増え、04~11年の期間中の合計は116件だった。事故の半数以上は列車にひかれる事故で、事故に遭った人の3分の2が30歳未満だった。
論文は、ヘッドホンをつけていると注意散漫になり、外部刺激に向けられる脳の活動量が減る「非注意性盲目(inattentional blindness)」になると警告している。今回の研究が対象としたのはiPodやMP3プレーヤー、その他の音楽機器が関係した事故で、過去に類似の研究がある携帯電話は対象となっていない。
米メリーランド(Maryland)州ボルティモア(Baltimore)にあるメリーランド大学(University of Maryland)こども病院のリチャード・リッシェンシュティーン(Richard Lichenstein)氏がこの研究を主導した。(c)AFP