【11月12日 AFP】メキシコのホセ・フランシスコ・ブレーク(Jose Francisco Blake)内相(45)らが乗っていたヘリコプターが11日、メキシコ市(Mexico City)近郊で墜落し、内相と他の乗員7人が死亡した。内相は同国の麻薬組織対策における中心人物だった。

 政府報道官はテレビ演説で「残念なことに、内相と随行員、乗組員が遺体で発見された」と明らかにした。

 同報道官によると、ブレーク内相らを乗せたヘリはメキシコ市を出発し、隣のモレロス(Morelos)州のクエルナバカ(Cuernavaca)へ向かう途中だった。ヘリが飛行ルートから消えたため捜索が始まった。当局による捜査が開始されたという。

 フェリペ・カルデロン(Felipe Calderon)大統領の在任中に、内相が事故死するのは2度目。同国では2008年11月4日、フアン・カミロ・モウリニョ(Juan Camilo Mourino)内相(当時)を乗せた小型飛行機がメキシコ市で墜落し、モウリニョ氏が死亡した。

 ブレーク内相が事故前にツイッターに残した最後のメッセージは、命日を迎えたモウリニョ氏をしのぶメッセージだった。(c)AFP

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