【10月14日 AFP】(一部更新)中国国営メディアによると、14日、中国北部陝西(Shaanxi)省西安(Xian)市で開催されていた「中国国際通用航空大会(China International General Aviation Convention)」の航空ショーで、戦闘機1機が墜落し、パイロット1人が行方不明となっている。

 国営中国中央テレビ(China Central TelevisionCCTV)は、戦闘機1機が上空からそのまま地面に墜落し、炎上する映像を放映。事故機は中国とパキスタンが共同開発したFC-1、通称「梟龍(Xiaolong)」だと伝えた。

 一方、新華社(Xinhua)通信は事故を起こしたのは国産の複座式戦闘爆撃機JH-7、通称「飛豹(Flying Leopard)」だと伝えており、情報が錯綜している。

 同航空ショー主催者広報はAFPの取材に対し「墜落機には異常があったようで、現場に調査チームが派遣された」と説明したが、事故機の機種については言及しなかった。搭乗していた2人のパイロットのうち1人がパラシュートで脱出したが、もう1人の行方は捜索中だという。地上にいた人にけがはなかった。

 現場にいた新華社通信の記者によると、墜落の後、地上からは濃い煙が立ち上ったが、ショーは続行されたという。

 人民日報(People's Daily)によると、この航空ショーには中国国外、国内から約100機が参加し、約30機が展示されている。(c)AFP