NZ沖コンテナ船座礁、重油350トンが流出 同国最悪の海洋汚染に
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【10月11日 AFP】ニュージーランド北島のタウランガ(Tauranga)沖でコンテナ船が座礁し、重油が流出している問題で、ニュージーランド政府は11日、同国史上最悪の海洋汚染事故になったと述べた。
ニック・スミス(Nick Smith)環境相は、5日に22キロ沖で座礁したコンテナ船「レナ(Rena)」号が前夜の暴風雨でいっそうの被害を受け、重油流出量は5倍に増加したと語った。
レナ号は11日未明、高さ5メートルの波のうねりを受けて燃料タンクが破損。レナ号の引き揚げを行っていた船舶は海難信号を発信して、安全対策のため一時退避した。
スミス環境相は、最大で重油350トンがプレンティ湾(Bay of Plenty)に流出したと述べ、当局が行える防止策はほとんどないと語った。「私の考えでは、現在起きている惨事は、5日朝にレナが座礁した時点で絶対的に不可避だった」
「この事故が、ニュージーランド史上最悪の海洋環境災害になる段階に来たことを認める」と、スミス環境相は、すでに重油が沿岸部に到達したタウランガで記者団に語った。(c)AFP
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ニック・スミス(Nick Smith)環境相は、5日に22キロ沖で座礁したコンテナ船「レナ(Rena)」号が前夜の暴風雨でいっそうの被害を受け、重油流出量は5倍に増加したと語った。
レナ号は11日未明、高さ5メートルの波のうねりを受けて燃料タンクが破損。レナ号の引き揚げを行っていた船舶は海難信号を発信して、安全対策のため一時退避した。
スミス環境相は、最大で重油350トンがプレンティ湾(Bay of Plenty)に流出したと述べ、当局が行える防止策はほとんどないと語った。「私の考えでは、現在起きている惨事は、5日朝にレナが座礁した時点で絶対的に不可避だった」
「この事故が、ニュージーランド史上最悪の海洋環境災害になる段階に来たことを認める」と、スミス環境相は、すでに重油が沿岸部に到達したタウランガで記者団に語った。(c)AFP
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