【8月19日 AFP】福島第1原子力発電所の事故を受け、政府の原子力災害対策本部が福島県のいわき市、川俣町、飯舘村の15歳以下1149人を対象に放射性ヨウ素の甲状腺被ばく検査をした結果、約45%で被ばくが確認された。政府関係者が18日明らかにした。

 検査は事故の約2週間後に行われた。検査結果が有効だった1080人のうち、甲状腺被ばくが確認されたのは482人(44.6%)で、最大で毎時0.1マイクロシーベルトだった。この値を示した子どもは1人で、年齢や性別は公表されていない。

 原子力安全委員会(Nuclear Safety Commission)が定めた基準値である毎時0.2マイクロシーベルトを超えた子どもはおらず、政府関係者は、健康に関して問題となる数値を示した子どもはいなかったとの見解を示した。(c)AFP