オバマ夫人乗った航空機、あわや空軍機とニアミスか 米紙
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【4月20日 AFP】ミシェル・オバマ(Michelle Obama)米大統領夫人が乗った飛行機がワシントンD.C.(Washington D.C.)近郊の空港で、危ういところで空軍輸送機との接触を回避していたと、米メディアが19日、報じた。管制官の誘導ミスとみられる。
この空港は、バラク・オバマ(Barack Obama)大統領といった政府閣僚らも使用するアンドリューズ空軍基地(Andrews Air Force Base)。
米紙ワシントン・ポスト(Washington Post)や米テレビABCが事件に通じたFAA関係者の話として独自に報じたところによると、同空港で18日、ミシェル夫人が乗ったボーイング737が着陸体勢に入ったところ、すでに滑走路にはC17輸送機が着陸していたため、管制官はボーイング機に輸送機との間に十分な距離をとるよう指示した。このためボーイング機は、急旋回を何度も強いられたが、無事に着陸したという。
当時の状況を調査している米連邦航空局(Federal Aviation Administration、FAA)は、「危機的な状況は何もなかった」と発表している。また、着陸が遅れたボーイング機にミシェル夫人が乗っていたかどうかにも触れていない。
米国内の空港では、管制官の居眠りなどによる指示ミスが相次いでいることから、FAA局長は断固とした改善策を講じると言明。管制官らに対する徹底した調査が開始されたばかりだった。(c)AFP