【3月31日 AFP】菅直人(Naoto Kan)首相は31日、共産党の志位和夫(Kazuo Shii)委員長と会談し、東京電力(Tokyo Electric Power Co.TEPCO)の福島第1原発は1~6号機全てを廃炉にすべきとの見解を示した。共同通信(Kyodo News)が同日報じた。

 東京電力は30日、損傷した1~4号機は廃炉にせざるをえないとの見解を示したが、5~6号機については明言していなかった。

 志井委員長によると菅首相は前年6月に閣議決定されたエネルギー基本計画の見直しも表明した。エネルギー基本計画は原発を日本の中心的なエネルギー源と位置づけ、2030年までに少なくとも14基以上の原発を増設し、うち9基は2020年までに完成させるという内容だった。(c)AFP