【1月2日 AFP】ロシア・ウラル(Urals)地方の空港で1日、約120人を乗せて離陸しようとしていた国内線旅客機が、滑走路を走行中に爆発・炎上し、3人が死亡、40人以上が負傷した。

 当局によると、ウラル地方のスグルト(Surgut)の空港で、離陸するため滑走路を走行していたモスクワ(Moscow)行きのツポレフ(Tupolev)TU-154型機(乗客116人、乗員8人)のエンジン1基から出火した。消防隊が消火に当たったが鎮火できず、その後機体は爆発した。乗客と乗員は爆発の前に避難したが、こども1人を含む3人が死亡した。死亡者の身元は全員判明している。

 非常事態省は、この事故で少なくとも46人が負傷したと発表した。報道によると、機体は完全に焼けたという。当局は安全規定、運航規定の違反はなかったか調査を開始した。

 前月にもモスクワのドモジェドヴォ(Domodedovo)国際空港で同型機が緊急着陸に失敗し、2人が死亡、80人以上が負傷する事故が起きていた。(c)AFP