【12月6日 AFP】前週に海水浴客が相次いでサメに襲われたエジプトの人気リゾート地シャルムエルシェイク(Sharm El-Sheikh)で5日、新たに70代のドイツ人観光客女性がサメに襲われ、死亡した。

 現地南シナイ(South Sinai)州当局によると、女性はハイアット・リージェンシー・ホテル(Hyatt Regency)に面したナアマベイ(Naama Bay)で、シュノーケリングをしていたところを襲われた。海から引き揚げられたときには太ももと腕を失っており、既に死亡していたという。

 ナアマベイでは前週、立て続けに観光客4人が襲われ、うちロシア人2人が腕や足を失う被害を受けて一時閉鎖された。その後、政府保護当局が3日に、4人を襲ったとみられるサメ2匹を捕獲したと発表。4日にビーチが再開されたばかりだった。

 ゾヘイル・ガラーナ(Zuhair Garana)観光相はAFPに対し、シャルムエルシェイクの海岸は、南部の自然保護区ラス・モハメド(Ras Mohammed)を除いてすべて閉鎖したことを明らかにした。(c)AFP/ Samer al-Atrush

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