【12月3日 AFP】エジプトの人気リゾート地シャルムエルシェイク(Sharm El-Sheikh)で、海水浴中の観光客4人がサメに襲われる事故が起こった。エジプト当局は2日、観光客を襲った2匹のサメを捕獲したと発表。サメの専門家は、前代未聞の出来事だと指摘している。

 前月30日から今月1日にかけて、シャルムエルシェイク沖で泳いでいたロシア人3人とウクライナ人1人がサメに襲われ、うち女性1人が足、もう1人の女性が腕ををもぎ取られた。4人は現在、カイロ(Cairo)の病院に入院している。

 シャルムエルシェイクのある南シナイ州の知事によると、家畜運搬船がヒツジの死骸を海に廃棄した後、観光客がサメに襲われた可能性があるという。

 サメの専門家は、サメが1日に2人以上の人間を襲うことは極めてまれだと指摘している。(c)AFP/Samer al-Atrush