フィンランドのサウナ我慢大会で死者
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【8月8日 AFP】フィンランド・ヘイノラ(Heinola)で7日に行われたサウナの我慢大会で、決勝に進出した2人が病院に搬送され、うち1人が死亡する事態となった。
「サウナ世界選手権(Sauna World Championships)」のOssi Arvela代表は、「ロシアから参加したVladimir Ladyzhenskyさんが亡くなった」と発表した。
不調を訴えたもう1人のフィンランド人のTimo Kaukonenさんは、ヘイノラより大きい都市ラハティ(Lahti)の病院に搬送されたという。
この大会は、摂氏110度のサウナ室内で時間を競うもので、1999年から毎年、首都ヘルシンキ(Helsinki)の北138キロにあるヘイノラで開かれている。今年は15か国から135人が参加しており、Kaukonenさんは前年の大会覇者で、死亡したLadyzhenskyさんも、優勝候補の1人だった。
イベントはその場で中止された。Arvela代表は警察が調査に乗り出したことを明らかにし、大会は「すべての規定に沿って行われた」と主張した。参加者は事前に健康診断を受けたという。
フィンランドのSTT通信によると、決勝戦は開始約6分後に中断されたが、2人ともドアを開けた瞬間に倒れたという。
観戦者の1人は、2人ともひどい火傷を負っていたと証言しているが、Arvela代表はこの情報について確認がとれていないとしている。(c)AFP