【2月11日 AFP】アラブ首長国連邦(UAE)のドバイ(Dubai)にある世界一の超高層ビル「ブルジュ・ハリファ(Burj Khalifa)」の124階の展望台「アット・ザ・トップ(At the Top)」が閉鎖された問題で、ドバイ民間防衛局(Dubai Civil Defence)は10日、エレベーター故障で乗客が閉じ込められたのが原因だったことを明らかにした。

 同局によると、展望台行きのエレベーターが6日、展望台近くで突然停止し、乗客が30分にわたって閉じ込められた。乗客は救助され、けが人はなかったという。

 このエレベーターは124階の展望台まで1分足らずで移動する。828メートルのブルジュ・ハリファのうち、一般に公開されているのはこの展望台だけで、入場チケットは100ディルハム(約2500円)、並ぶ必要のない優先チケットは400ディルハム(約1万円)。

 同ビル開発を手がけた不動産大手エマール・プロパティーズ(Emaar Properties)は8日、予想を超える混雑と送電システムの問題による保守点検のためとして展望台を閉鎖したが、エレベーター故障については言及していなかった。

 エマールは、すでにチケットを購入した人に対し、即日の返金と、14日以降の予約変更の対応を発表したが、新規購入がいつから可能になるかは明らかにしていない。(c)AFP

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