米スリーマイル島の原発で微量の放射能漏れ
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【11月23日 AFP】米東部ペンシルベニア(Pennsylvania)州ミドルタウン(Middletown)近郊スリーマイル島(Three Mile Island)の原子力発電所で21日、微量の放射能漏れが発生し、作業員150人が退避した。原子力規制委員会(Nuclear Regulatory Commission、NRC)が22日、明らかにした。
NRC報道官によると、建物内の空気中の放射能汚染を測定する警報が鳴り、施設内にいた全作業員に対し放射能検査を行ったところ、数人の被ばくが確認されたという。被ばく量は人体に影響するほどではなく、周辺住民への健康被害の心配もないとしている。
スリーマイル島の原発では1979年、原子炉の炉心部が一部溶解する事故(メルトダウン)が起きており、その後、米国では原発は新設されていない。現在、同国内では原子炉104基が稼働中で、原子力発電の割合は供給電力の20%。50%を石炭火力発電が占める。(c)AFP
NRC報道官によると、建物内の空気中の放射能汚染を測定する警報が鳴り、施設内にいた全作業員に対し放射能検査を行ったところ、数人の被ばくが確認されたという。被ばく量は人体に影響するほどではなく、周辺住民への健康被害の心配もないとしている。
スリーマイル島の原発では1979年、原子炉の炉心部が一部溶解する事故(メルトダウン)が起きており、その後、米国では原発は新設されていない。現在、同国内では原子炉104基が稼働中で、原子力発電の割合は供給電力の20%。50%を石炭火力発電が占める。(c)AFP