目的地素通りのパイロットに免許取り消し処分、米連邦航空局
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【10月28日 AFP】前週、米ノースウエスト航空(Northwest Airlines)機が目的地の空港を240キロも通り過ぎた問題で、連邦航空局(Federal Aviation Administration、FAA)は27日、53歳と54歳のパイロット2人の免許を取り消す処分を決定した。
21日、カリフォルニア(California)州サンディエゴ(San Diego)からミネソタ(Minnesota)州のミネアポリス・セントポール国際空港(Minneapolis-St Paul International Airport)に向かっていたエアバス(Airbus)A320型機は、目的地を240キロも通過し、約1時間遅れで目的地の空港に到着した。
その後の調査で、パイロット2人がデルタ航空(Delta Airline)による買収に絡む新たな勤務スケジュールについて議論しながら、社内規則に違反して機内でノートパソコンを使用していたことが判明した。この議論の最中、2人のパイロットはデルタ航空や管制官からの呼び掛けも無視していたという。
パイロットとしての経験も長く、過去の勤務態度や健康状態にも問題がなかった2人がこれほど大きな不祥事を起こしたことは驚きをもって受け止められた。
FAAによると、管制官の指示や着陸許可に従わなかったことや、注意散漫かつ無謀な操縦を行ったことなど、複数の連邦航空規則に違反したことが免許取り消し処分の理由だという。
パイロット2人は10日以内に、米国家運輸安全委員会(National Transportation Safety Board、NTSB)に処分に対する不服申し立てができる。(c)AFP
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21日、カリフォルニア(California)州サンディエゴ(San Diego)からミネソタ(Minnesota)州のミネアポリス・セントポール国際空港(Minneapolis-St Paul International Airport)に向かっていたエアバス(Airbus)A320型機は、目的地を240キロも通過し、約1時間遅れで目的地の空港に到着した。
その後の調査で、パイロット2人がデルタ航空(Delta Airline)による買収に絡む新たな勤務スケジュールについて議論しながら、社内規則に違反して機内でノートパソコンを使用していたことが判明した。この議論の最中、2人のパイロットはデルタ航空や管制官からの呼び掛けも無視していたという。
パイロットとしての経験も長く、過去の勤務態度や健康状態にも問題がなかった2人がこれほど大きな不祥事を起こしたことは驚きをもって受け止められた。
FAAによると、管制官の指示や着陸許可に従わなかったことや、注意散漫かつ無謀な操縦を行ったことなど、複数の連邦航空規則に違反したことが免許取り消し処分の理由だという。
パイロット2人は10日以内に、米国家運輸安全委員会(National Transportation Safety Board、NTSB)に処分に対する不服申し立てができる。(c)AFP
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