【10月27日 AFP】アフガニスタンで26日、ヘリコプターの墜落や衝突が相次ぎ、米兵や文民の米国人計14人が死亡した。軍当局者によると、2001年のアフガニスタン進攻以来、米国にとっては最悪規模の被害だという。

 1件目は西部バドギス(Badghis)州で、ヘリコプターが墜落し、米兵7人と文民の米国人3人が死亡した。北大西洋条約機構(North Atlantic Treaty OrganisationNATO)主導の国際治安支援部隊(International Security Assistance ForceISAF)は、敵による撃墜ではないとの見方を示している。

 ISAFによると、ヘリコプターは、麻薬取引に関与する武装勢力の拠点と見られる施設に対する、アフガニスタン当局とISAFによる共同作戦に参加していたという。

 一方で、イスラム原理主義組織タリバン(Taliban)は、このヘリコプターを撃墜したと主張している。また、撃墜後に行われた駐留外国軍の空爆でアフガニスタンの市民14人が死亡したとしている。

 2件目はアフガニスタン南部で、ヘリコプターが空中衝突を起こし米兵4人が死亡した。ISAFは衝突原因については現在、調査中としている。(c)AFP/Lynne O'Donnell