【7月3日 AFP】インド洋のコモロ諸島沖で先月30日にイエメン航空(Yemenia Air)の旅客機が墜落した事故で、奇跡的に救出された少女のバヒア・バカリ(Bahia Bakari)ちゃん(12)が2日、パリ郊外のルブルジェ(Le Bourget)空港に到着した。

 バヒアちゃんは事故機から海に投げ出された後、機体の残がいにつかまって散乱する遺体や残骸の中に浮いていたところを救出された。救出後は、航空機でフランスへ運ばれた。同機には153人の乗客・乗員が乗っていたが、生存者はバヒアちゃんのみとされている。

 事故機は着陸体勢をいったん解除し、2回目の着陸を試みた後、墜落したとみられている。(c)AFP