【3月16日 AFP】オーストラリア北部の警察は16日、沼沢地で友人といっしょに遊んでいた12歳の少女が行方不明となり、ワニに食べられた可能性があると述べた。

 少女が行方不明になったのは、オーストラリア北部ダーウィン(Darwin)付近のLambells Lagoon。捜索にあたった警官らは、現場付近で少女のボードショーツ(海水パンツ)を発見した。15日に少女が行方不明になる前には、少女のそばでワニのしっぽが水面を叩きつけるのが目撃されていた。

 警察幹部によると、警官10人が、草が生い茂る胸までの深さの沼沢地をかき分けて、少女の遺体、あるいは少女を食べたかもしれないワニを捜索した。同幹部によると、「少女が行方不明になった場所から約70メートル下流で、捜索隊は少女が着ていたボードショーツを発見した」という。

 少女は15日午後、「ブラックジャングル・スワンプ(Black Jungle Swamp)」と呼ばれる一帯で、10歳と12歳の友人、7歳の妹といっしょに遊んでいた際に行方不明になった。

 警察幹部は「1人の子どもが水中でもがいていたので、他の子どもたちが泳いでかけつけた。かけつけた子のうちの1人が、少女のそばでワニのしっぽのようなものが水面を叩くのを見た」と述べた。(c)AFP