英仏の原子力潜水艦、大西洋で衝突 英大衆紙
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【2月16日 AFP】今月初め、核兵器を搭載していた英国とフランスの原子力潜水艦同士が大西洋で衝突したと、16日の英大衆紙サン(Sun)が報じた。
同紙によると、事故が発生したのは2月3日ないし4日で、衝突したのは英国の「バンガード(HMS Vanguard)」と、フランスの「ル・トリオンファン(Le Triomphant)」。この事故で両艦とも損傷したが、原子力部分への損傷の報告はないという。HMSバンガードは、修理のためスコットランドのファスレーン(Faslane)海軍基地にえい航された。
事故時、両艦は別々の任務で潜水活動を行っており、併せて約250人の乗組員が乗っていたという。
英国防省は、任務の内容に関する説明は避けたものの、「英国の核抑止力は常に万全の状態にあり、原子力の安全面では一切妥協していない」点を強調した。
英海軍は、「トライデント潜水艦システム」の一環として、バンガードを含め原子力潜水艦を4隻保有。交代で常に1隻がパトロールに当たる。各潜水艦は全長150メートル、直径13メートルで、最大16発のミサイルに48個までの核弾頭を搭載することが可能だ。(c)AFP