【12月14日 AFP】インド洋東北・インド領アンダマン諸島(Andaman Islands)の少数民族100人が住む島で、島民が誤って有毒な液体を飲み、8人が死亡、15人が病院に収容され処置を受けた。インドのPTI通信が11日、現地関係者の話として伝えた。

 Ongeと呼ばれる少数民族の島民は、海岸に打ち上げられたプラスチック容器に入っていた液体をアルコール飲料と勘違いして飲んだという。

 アンダマン諸島のBhopinder Singh知事は、8人の死亡について取り調べを開始したことを明らかにした。知事はまた、Ongeの人口激減に拍車がかかると懸念を表明した。

 人権団体Survival Internationalによると、Ongeはかつて漁業と狩猟で生活を営んでいたが、現在では政府の食糧援助に依存しているという。

 同団体のスティーブン・コリー(Stephen Corry)氏は8人の死亡について、「Ongeにとって不幸な出来事。死者がこれ以上増えるようなら、民族存続の危機に直面する」と述べた。(c)AFP