ベルギーで放射性ガス漏れ、住民に注意喚起
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【8月30日 AFP】ベルギー政府は29日、首都ブリュッセル(Brussells)の南東60キロの町フルリュス(Fleurus)にある国立放射性物質研究所(National Institute of Radioelements、IRE)で前週末に起きた放射性物質を含むガス漏れについて、事態が当初の見通しより深刻だったとして周辺地域の住民に対し注意喚起した。
IREでは前週末、放射性ヨウ素を含むガスが施設外に漏れているのが発見された。通報を受けた連邦政府の核安全管理当局は当初、地域の住民や環境に影響はないとしていたが、IRE周辺の草を分析した結果、最初の検査より事故の規模が重大だったことが判明したとして地域住民に予防措置を取るよう求めた。
フルリュスのJean-Luc Borremans町長によると、同町の住民2万人および研究所から半径5キロ以内の村の住民は、庭で収穫した青果物や近隣牧場で搾乳された牛乳を口にしないよう求められているという。(c)AFP
IREでは前週末、放射性ヨウ素を含むガスが施設外に漏れているのが発見された。通報を受けた連邦政府の核安全管理当局は当初、地域の住民や環境に影響はないとしていたが、IRE周辺の草を分析した結果、最初の検査より事故の規模が重大だったことが判明したとして地域住民に予防措置を取るよう求めた。
フルリュスのJean-Luc Borremans町長によると、同町の住民2万人および研究所から半径5キロ以内の村の住民は、庭で収穫した青果物や近隣牧場で搾乳された牛乳を口にしないよう求められているという。(c)AFP