インド北部ヒンズー教寺院で将棋倒し、死者多数
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【8月3日 AFP】(一部更新)インド北部のヒマチャルプラデシュ(Himachal Pradesh)州のヒンズー教寺院で3日、祭りに集まった信者らが将棋倒しとなり、約150人が死亡した。死者の大半は子どもや女性、高齢者と見られている。地元警察当局が発表した。
事故が起きたのは、州都のシムラ(Shimla)から150キロメートル離れたビラスプル(Bilaspur)のNaina Devi寺院。2日から始まった祭りに信者ら数万人が集まっていた。
警察当局によると、死因は大半が窒息死。子どもも、少なくとも30人が死亡した。 一方、インドのPTI(Press Trust of India)通信は、146人が死亡、少なくとも50人が負傷したと報じている。目撃者によると、寺院に通じる4キロメートルの道沿いには信者らの遺体があちこちに横たわっているという。
同寺院では、一週間に及ぶ祭りの期間中、1日当たり5万人近い巡礼者を予想していたが、3日は予想以上の人が押しかけ、ヒマラヤ(Himalaya)山脈の中腹にある寺院へと殺到した。
予想を上回る混雑の中、寺院へ向かう狭く急こう配の階段に設けられていた柵が巡礼者の重みで倒壊したことをきっかけに、群衆がパニック状態となり事故が起こった。また、パニックの原因として豪雨による地滑りが発生するとのうわさが流れたことも指摘されている。
インドでは、大規模な宗教行事の際に将棋倒しが起きることが多い。7月には100万人が集まった東部オリッサ(Orissa)州のヒンズー教の祭りで6人が死亡する将棋倒しが起きた。3月には中部の寺院で柵が壊れ、約10万人の信者が将棋倒しになり、9人が死亡し多数の負傷者が出た。(c)AFP
事故が起きたのは、州都のシムラ(Shimla)から150キロメートル離れたビラスプル(Bilaspur)のNaina Devi寺院。2日から始まった祭りに信者ら数万人が集まっていた。
警察当局によると、死因は大半が窒息死。子どもも、少なくとも30人が死亡した。 一方、インドのPTI(Press Trust of India)通信は、146人が死亡、少なくとも50人が負傷したと報じている。目撃者によると、寺院に通じる4キロメートルの道沿いには信者らの遺体があちこちに横たわっているという。
同寺院では、一週間に及ぶ祭りの期間中、1日当たり5万人近い巡礼者を予想していたが、3日は予想以上の人が押しかけ、ヒマラヤ(Himalaya)山脈の中腹にある寺院へと殺到した。
予想を上回る混雑の中、寺院へ向かう狭く急こう配の階段に設けられていた柵が巡礼者の重みで倒壊したことをきっかけに、群衆がパニック状態となり事故が起こった。また、パニックの原因として豪雨による地滑りが発生するとのうわさが流れたことも指摘されている。
インドでは、大規模な宗教行事の際に将棋倒しが起きることが多い。7月には100万人が集まった東部オリッサ(Orissa)州のヒンズー教の祭りで6人が死亡する将棋倒しが起きた。3月には中部の寺院で柵が壊れ、約10万人の信者が将棋倒しになり、9人が死亡し多数の負傷者が出た。(c)AFP