【8月2日 AFP】米海軍当局は1日、核ミサイル搭載も可能な攻撃型原子力潜水艦が今年日本やグアムに寄港した際、微量の放射能漏れを起こしていた可能性があったことを明らかにした。

 国防総省は日本政府とグアムに対して前月31日に概要を通知した。

 前月17日、ハワイ(Hawaii)州ホノルル(Honolulu)で検査中に、原子炉などと接続されたパイプのバルブから1ガロン(約3.7リットル)の水が流出したことから、放射性物質が漏れていることが確認された。記録を調べたところ、発生は3月までさかのぼる可能性があることが明らかになった。同艦は3月に佐世保に、5月から6月にかけてはグアムに寄港した。

 米海軍によると、漏れた放射性物質の量は0.5マイクロキューリー、50ポンド(約20キログラム)の芝生用肥料に含まれる量を下回るという。(c)AFP