【6月30日 AFP】仏南西部カルカソンヌ(Carcassonne)の軍施設で29日、一般開放日の市民向け軍事実演ショーの最中に誤って実弾が発射され、子ども5人を含む市民15人と兵士2人の計17人が負傷する事故が起きた。地元当局によると重傷者4人のうち、子ども1人を含む2人が重体だという。

 目撃者によると、事故は現地時間午後6時(日本時間午前11時)前、海兵隊のパラシュート部隊が兵舎で人質解放訓練を実演していたときに発生した。週末は軍事施設の一般開放日で、多くの市民が兵舎を訪れていた。

 事故後、兵士1人が身柄を拘束されたが、空砲を用いる実演で、なぜ実弾が入った銃が使われたかは不明。

 警察は同日夜、「あらゆる可能性を考慮している」と発表し、実演で使用された銃器を押収し厳重に管理していることを明らかにした。地元当局者によると、捜査員は誤って実弾がこめられたと見ているもようだ。(c)AFP