【4月4日 AFP】オーストラリア北部準州(Northern Territory)のダーウィン(Darwin)南西部にあるリッチフィールド国立公園(Litchfield National Park)で3日、体長2.5メートルのイリエワニが36歳の女性を襲ったが、すぐに女性の夫がワニの背中に飛び乗って撃退し、女性は助かった。地元警察当局が明らかにした。

 夫婦は国立公園内の小川で泳いでいたところをワニに襲われた。背中に乗られたワニは驚いて、妻を放すと泳ぎ去ったという。妻は足と腕に重傷を負いダーウィンの病院に入院した。

 地元警察関係者はオーストラリア放送協会(Australian Broadcasting CorporationABC)の取材に、夫のとっさの判断と勇気が妻の命を救ったと語った。

 オーストラリアでは、イリエワニに襲われて年平均2人の死者が出ている。イリエワニは最大で体長7メートル、体重1トン以上にまで成長する。(c)AFP