【1月29日 AFP】50年ぶりの豪雪に見舞われている中国の南西部で29日朝、走行中のバスが凍結した路面で横転し、25人が死亡、13人が負傷した。中国当局が発表した。

 発表によると、バスは南西部の重慶(Chongqing)市から南部の深セン(Shenzhen)市に向かって猛スピードで走行していたところ、貴州(Guizhou)省三河(Sanhe)付近で高速道路から転落し、崖を約40メートル転落した。

 国営新華社(Xinhua)通信によると、負傷者のうち2人が重体だという。

 バスは定員35人だったが、事故当時は3人多く乗車していた。中国の道路は整備が遅れており普段から注意が必要だが、過去3日間豪雪が続いた南部、南西部、東部の広い範囲では道路の危険が増していた。

 中国では旧正月を目前に、家族と過ごすため数百万人の帰省が見込まれているが、この大雪の影響で各交通機関は混乱しており、道路の凍結による交通事故などで数十人が死亡している。(c)AFP