【12月19日 AFP】(20日 一部更新)パキスタン南部のメヘラブプール(Mehrabpur)郊外で19日早朝、カラチ(Karachi)発ラホール(Lahore)行きの列車が脱線し、35人が死亡、250人以上が負傷した。

 パキスタン国鉄は当初、少なくとも45人死亡とし、軍当局も50人死亡と発表していたが、事故から一夜明けた20日、国鉄が人数を訂正した。負傷者の大半は軽傷だが35人が現在も入院中で、うち10人は重体だとしている。

 列車は、イスラムの犠牲祭「イード・アル・アドハ(Eid al-Adha)」を祝いに向かう人々で混雑していた。

 パキスタンの鉄道は老朽化が進んでおり、ここ数年は多数の死者を出す事故が相次いでいる。乗客数も把握されていないことが多く、死者数の見積もりが困難だとされている。(c)AFP