【11月11日 AFP】韓国のコンテナ船が7日にサンフランシスコ(San Francisco)のベイブリッジ(Bay Bridge)の橋脚に衝突し、5万8000ガロン(約23万リットル)の重油が流出した事故の影響で、地域の海岸は8日も閉鎖されたままとなっている。

 沿岸警備隊は7日深夜、約800ガロン(約3万300リットル)の重油が回収されたと発表。沿岸警備隊(Coast Guard)とサンフランシスコ警察(San Francisco Police)は、専門家による流出した重油の回収が始まるのに先立ち、船周辺に半径30メートルの安全地帯を定めている。

 同市の海岸は追って通知があるまで閉鎖されるという。

 オークランド(Oakland)港を出港した全長250メートルのコンテナ船Cosco-Busanは7日早朝、厚い霧に視界を遮られた影響で橋脚に衝突。サンフランシスコ・クロニクル(San Francisco Chronicle)紙によると、コンテナ船にはレーダーが装備されており、経験豊富な操縦士が操縦を担当していたという。

 外洋船がベイブリッジに衝突するのはおそらく初めてのことだと同紙は伝えている。(c)AFP