【10月25日 AFP】メキシコ南東部カンペチェ(Campeche)州のメキシコ湾(Gulf of Mexico)沖合の油田で23日夜、強風で倒れた石油プラットフォームが別のプラットフォームに衝突し、少なくとも18人が死亡、7人が行方不明となっている。国営メキシコ石油公社(ぺメックス、Petroleos MexicanosPemex)が24日、明らかにした。

 油田周辺は事故当時、最大秒速36メートルの強風が吹き、6-8メートルの高波が発生していた。

 同社の発表によると、現場のプラットフォームでは同社従業員と請負労働者、計86人が働いており、これまでにそのうち61人が救出された。メキシコ海軍のヘリコプター8機と船4隻が同水域で行方不明者の捜索に当たっている。

 現場ではガス漏れが発生している。また、カンペチェ州のホルヘ・ウルタド(Jorge Hurtado)知事は、現場で火災が発生したとし、ガス漏れ阻止と流出した原油の回収のため、作業チームが事故現場に向かっていると述べた。(c)AFP