ニューデリー副市長、サルに襲われ死亡
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【10月22日 AFP】インドの首都ニューデリー(New Delhi)の副市長がサルの群れに襲われて自宅のテラスから転落し、21日死亡した。医師が明らかにした。
野党インド人民党(Bharatiya Janata Party、BJP)のS・S・バジワ(S.S. Bajwa)副市長(52)は20日、テラスに1人でいたところをサルに襲われ、追い払おうとして転落し、頭に重傷を負った。同氏は今年、副市長に選出されたばかりだった。
ニューデリーでは国会議事堂や省庁の建物、厳重な警備に守られた首相府にまでサルが侵入することがあり、5月にはサルから守ってほしいとの国会議員の要望を出した。一方国防省では、小型のサルを襲うよう訓練された凶暴なラングール種のサルをニューデリーの軍事施設に導入している。
サルの害は市内の住宅街でも出ており、2001年には住民側が「サルのいない街」を要求して市の裁判所に訴えを起こしている。裁判所はBJPの市政はサル対策が不十分だとの判決を下していた。
ヒンズー教ではサルの神「ハヌマーン(Hanuman)」は強さのシンボルで、サルはその生きた姿として神聖視されている。(c)AFP