中国炭鉱浸水事故、情報を求める親族が警備関係者と衝突
このニュースをシェア
【8月20日 AFP】中国東部山東(Shandong)省の新泰(Xintai)の炭鉱で17日に起きた浸水事故で19日、行方不明となっている作業員の情報を求める親族と警備関係者の間で衝突が発生した。鉄砲水で浸水した炭鉱には依然172人が閉じ込められているが、救助活動は難航しており、作業員が救出される可能性は絶望的になりつつある。
事故が起きたのは北京(Beijing)から南に450キロメートルの新泰市にあるZhangzhuang炭鉱。大雨による洪水で近くを流れるWen川の堤防が決壊し、鉄砲水が発生。炭鉱の古い立て坑から、地下坑内に大量の水が流れ込んだ。
中国では炭鉱での事故が多発しており、安全基準は世界最低レベルとされる。
救助活動が中止されたといううわさが広がるなか、情報を求めて同日早朝、約200人の親族が炭鉱に詰め掛けた。父親が閉じ込められているというZhou Fengさん(25)はAFPの取材に対し、「炭鉱の排水作業が中止されたという話を聞いた。それでは救助をあきらめたも同然だ」と語った。
事故発生から2日以上たった現在も行方不明者の状況や生存の可能性について発表はされていないが、山東省の高官は、閉じ込められた多くの作業員の位置がいまだに確認できていないことを認めている。(c)AFP/Peter Harmsen
事故が起きたのは北京(Beijing)から南に450キロメートルの新泰市にあるZhangzhuang炭鉱。大雨による洪水で近くを流れるWen川の堤防が決壊し、鉄砲水が発生。炭鉱の古い立て坑から、地下坑内に大量の水が流れ込んだ。
中国では炭鉱での事故が多発しており、安全基準は世界最低レベルとされる。
救助活動が中止されたといううわさが広がるなか、情報を求めて同日早朝、約200人の親族が炭鉱に詰め掛けた。父親が閉じ込められているというZhou Fengさん(25)はAFPの取材に対し、「炭鉱の排水作業が中止されたという話を聞いた。それでは救助をあきらめたも同然だ」と語った。
事故発生から2日以上たった現在も行方不明者の状況や生存の可能性について発表はされていないが、山東省の高官は、閉じ込められた多くの作業員の位置がいまだに確認できていないことを認めている。(c)AFP/Peter Harmsen