【7月6日 AFP】中国北東部遼寧省(Liaoning)田師府(Tianshifu)で前日に死者25人を出したカラオケバー爆発事故で、死亡したこのバーの店主Qu Hauさんが店の地下に爆薬を保管していたとみられることが近隣住民の話から明らかになった。Quさんは炭鉱も経営していたという。新京報(Beijing News)が6日、報じた。

 4日夜に発生した爆発事件では、Quさんが経営する2階建てのカラオケバーが全壊し、大学生ら25人が死亡し33人が負傷した。このうち4人が重傷だという。

 Quさんは地元では実業家として知られており、近隣住民の証言によると炭鉱で使用する爆薬をカラオケバーの地下室に保管していたもよう。

 また新京報は爆発現場の検証担当者の話として、「被害が300平方メートルに及んでおり、爆発規模はTNT火薬1トン相当だったとみられる」と伝えた。

 このほか国営新華社通信(Xinhua)が5日報じたところによると、警察はQuさんの妻に対し事情聴取を行ったものの、爆発原因に関する情報は得られなかった。(c)AFP