【5月8日 AFP】(一部更新、写真追加)北京五輪の聖火を手にした中国の登山隊が、現地時間8日午前9時すぎ(日本時間同10時すぎ)、エベレスト(Everest、標高8848メートル)山頂に到達した。国営テレビが報じた。登山隊は同午前2時(日本時間同午前3時)に登頂を開始、午前10時の到着を予定していた。

 五輪聖火のエベレスト登頂は、降雪と強風で延期されていた。エベレストは一部チベット(Tibet)自治区に属しており、3月に中国政府が同自治区での抗議活動を取り締まって以来、聖火の登頂計画は議論の的となってきた。

 エベレスト登頂にあたり、中国当局は厳重な警備を敷いた。妨害活動を防ぐため、チベット側・ネパール側の登頂ルートとも通行は禁止されている。(c)AFP